髪の悩み

日本人の髪は柴犬。欧米人の髪はヨークシャーテリア

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日本人は欧米人に憧れますよね。特に最近はハーフのタレントさんも人気で、より欧米な質感に憧れている人が増えていますね。
お客様にも、髪型やヘアカラーのオーダーを聞いていると、きっと欧米な質感に憧れているんだろうなーって感じが多いです。

 

もちろん、ファッションやトレンドはもっぱら欧米ですが、肌質や髪質などの質感までが欧米的な雰囲気が好まれるようになっています。その中でも極端な方は「外人になりたい」的で、プラチナブロンドやスーパーロングを目指している方もいます。

 

ただ残念なことに、それを目指すには、かなり髪や頭皮の負担がかかってしまうのが事実です。ヘアカラーの質感を出すにも、日本人の髪の色素は非常に赤みが強く、プラチナカラーを目指すには、かなり脱色しないといけません。そして、脱色が完成した頃には、髪の中身がスカスカになって、肝心なプラチナ色がきれいに入りません。たとえ入っても、すぐ抜けるし、プラチナな光沢が全くなくバサバサ感が強く出てしまいます。

 

スーパーロングにしても、日本人の髪は硬く重いので、ロングになればなるほど軽やかな風に揺れるような動きは出ません。根元や顔周りが重みでペタッとしてしまって、少し間違うと小野小町です。ミランダ・カーのような髪をかき分けてフワーみたいな質感はかなり難しいです。

 

これは、髪質をもっとよくすれば可能か?というと、そういうものではありません。
犬に例えると、
柴犬をトップブリーダーのように、栄養を考えて、毎日運動させて、ブラッシングを毎日何回もして、柴犬としての非常に美しい毛並みを実現したとしても、ヨークシャーテリアのような光沢のある質感にはなりません。手入れをされていないヨークシャーのツヤにもかないません

 

日本人は柴犬と同じです。日本人には日本人の美しさがあります。それを否定し、欧米人のような質感にしようとすればするほど、どちらの美しさも手に入らなくなります。私たちは日本人です。日本人の、繊細なのに芯ある独特な美しい質感を大切にして、誇れるようにしてみませんか?

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Ryo MIyazaki

1976年岐阜市生まれ。RYUKO(リューコ)代表。 高校卒業と同時に美容室入社と専門学校に入学(通信制)。 最初の5年は何をやってもうまくできず、同期で一番遅れていた。それでもめげずに、毎晩毎晩深夜まで、ひたすら練習。パーマやカラーやトリートメント剤の害や、かなりのストレスのせいかアトピーが発症し、身体中がひどいことに。20代でアトピーが起因の白内障になる。それでも負けずに、全国的技能五輪で銀賞、パリでの修行、そして、美の本質に気づかされたゴッドハンド技術「レプロースト」や「バイオプログラミング」に出会う。。。 続きは、<プロフィール>をご覧ください

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