髪の悩み

梅雨のジメジメ湿度のボサボサ髪対策。トリートメントは効果あるのか?動画あり

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この梅雨時は、湿度がひどく、髪も気分も体も調子がよくないですよ

サロンの仕事でも、この季節が一番嫌です。
ほとんどのお客様が
「今回の髪型は調子がよくない!」
「今回はうまくできない!」
「前回の方がやりやすかった!」
というご意見を頂くからです。

本音を言うと、
「この季節は仕方がないです・・・」
ですが、この梅雨時の湿度になぜ影響してしまうのかを理解すると、どんなヘアケアが有効なのかが見えてきます。

 

なぜ、梅雨の湿度で髪がボサボサに広がったり、ペタンコになってしまうのか?

それは、髪が中途半端にそして、不均一に水分を吸ってしまうからです。
もし、髪が根元から毛先まで、すべての髪が一本一本、均一にムラなく適度に水分を吸っていたらどうなるでしょう?
意外と落ち着きます。
水分の重みでペタッとするぐらいで、ボサボサにはなりません。
では、なぜ、髪は不均一にムラムラに水分を吸ってしまうのでしょうか?

 

髪がムラムラに水分を吸う3つの理由

1、キューティクルの状態が不均一

キューティクルの状態ですが、カラーやパーマやブローなどで傷ついたり、すり減ったりして、キューティクルの薄い部分と厚い部分があります。よくまとめ髪する方は、髪留めの金具などでも傷ついたりします。キューティクルが薄い部分は水分を吸いやすくなり、厚い部分は水分をはじきます。ところどころにキューティクルの薄いところと厚いところがあれば、水分を吸った部分は反り返り、水分を弾く部分はまっすぐなままで、これにより、うねりになります。

これと同様に、髪の内部のタンパク質の量や質のムラによっても、水分を吸う部分と弾く部分ができるため、うねりになります。それも複雑で、いろいろな方法にうねるので、ボサボサになります。

2、髪のタンパク質の量がダメージによって不均一

タンパク質の量は、ダメージなどでも起きますし、頭皮で髪の細胞が生成される時に、睡眠不足や体調不良、食生活やストレスなどにもタンパク質の量が影響しますので、ほとんどの人が均一なタンパク質というのは難しいです。ダメージの場合は、空洞になっているので、余計に吸い込んでしまいます。

3、髪のタンパク質の性質が不均一

タンパク質の質には、水分となじむ親水性のタンパク質と、水分を弾く親油性のタンパク質があります。この並び具合で髪質がおおよそ決まります。
親油性のタンパク質のみで構成されている髪質の人は直毛になります。
親水性のタンパク質のみで構成されていれば、猫毛のようになります。
これがバラバラになればなるほど、くせ毛になります。
程よくブレンドされていれば、適度な毛流れが出ていい感じになります。

ほとんどの人が、親水性と親油性のタンパク質が混在しているので、湿度があると、親水性のタンパク質があるところが反り返り、うねりになるというわけです。

ではでは、どうするといいのか?ですよね。

 

”水を吸わないようにする”ヘアケア方法

ダメージだけが原因になっているのであれば、トリートメントをしっかり行い、髪の内部の空洞を埋めてあげるといいですね。
ですが、ほとんどの人がダメージ以外でも、キューティクルやタンパク質がムラムラになっているので、実際はトリートメントだけでは有効になりませんね。

オイルがいいです!

オイルはみなさんがご存知のように、水を弾きますよね。その性質を使うのです。
ただし、問題は、いかにムラなくオイルを髪につけるかが大事です。オイルがムラムラについてしまうと、逆効果です。余計に落ち着くところとボサボサになるところに差がついてしまいます。

 

オイルを満遍ムラなく綺麗につける方法

いくつかコツがあります。

1、濡れている時につける

濡れている時につけることで、保湿効果ももたせながら、まんべんなくつけることができます。

2、手のひらと指の側面にオイルをひろげる

手のひらだけでオイルをつけると、ムラムラになります。指の側面についたオイルを指を通しながらつけることで綺麗につきます。

3、少しずつ付ける

少量でつけることで、つきすぎを防ぎ、べたつかないようにできます。

4、根元から毛先に向かって、髪を逆立てるようにつける

これは逆のように思われるかもしれませんが、そうではないのです。

5、なんども手ぐしや粗めのくしでとく

手触りが変わるまでよくとかします。

6、よく乾かす

最後は冷風で湿っている部分をチェックするぐらいに乾かしてください。特に内側の根元が乾いていないケースがありますから。そこから乾かしましょう。

言葉ではなかなかうまく説明できませんので、こちらに、オイルのつけ方の動画を作りましたので、ご覧ください。


こんな感じでつけると、「オイルはペタッとするのがいやだ」という方にも安心していただけるはずです。

 

オイルはどんなものが良いのか?

今はヘアオイルもありとあらゆるものがありますよね。
結局、ヘアオイルは仕上がりの重さや質感で好みがありますので、使ってみないとわかりません。
ですが、湿度対策ということで、評判がいいものを2つご紹介いたします。

1、ミルボン社製「エルジューダ」(*エマルジョンタイプはオイルではないのでダメです)

2、ケラスターゼ社製「オレオリラックス」

両者とも、ロングセラーで、ファンも多いですね。
香りは、エルジューダの方がベルガモット調の優しい感じで、オレオリラックスは香水っぽい強い感じです。

クセが強い人には、オレオリラックスの方がいいように思います。

みなさん頑張って、梅雨を乗り切りましょうね!!

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Ryo MIyazaki

1976年岐阜市生まれ。RYUKO(リューコ)代表。 高校卒業と同時に美容室入社と専門学校に入学(通信制)。 最初の5年は何をやってもうまくできず、同期で一番遅れていた。それでもめげずに、毎晩毎晩深夜まで、ひたすら練習。パーマやカラーやトリートメント剤の害や、かなりのストレスのせいかアトピーが発症し、身体中がひどいことに。20代でアトピーが起因の白内障になる。それでも負けずに、全国的技能五輪で銀賞、パリでの修行、そして、美の本質に気づかされたゴッドハンド技術「レプロースト」や「バイオプログラミング」に出会う。。。 続きは、<プロフィール>をご覧ください

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