なるべく髪や頭皮に負担をかけないようにしながら、綺麗な色にするために、薬剤の調合を細かく設定してヘアカラーをしています。
色の計算だけでなく、アルカリ剤や過酸化水素、ペーパーなどの濃度計算をしているので、結構"理系"な仕事でもあります。
そうやって、深く考えて施術しても、最後にある工程をおろそかにすると、せっかくの調合が台無しになってしまうのです。
意外とそれに気がついていないカラーリストは多いんです。知ってても面倒だし、お客様から見えないので、やらないカラーリストもいますね。
でも、RYUKOスタッフはお客様から見えてなくても、それを必死にやっています。
何をやっているのかと言いますと、
シャンプーの前に、中和する作業です。
特殊なレブリン酸という成分を、髪と頭皮に注いで、中和された感触が確認できるまで行っています。
これをしっかり行う事で、薬剤で不安定になった地肌や髪の内部の組織が安定して、キューティクルも引き締まります。
色もちも良くなるし、ダメージも軽減されるし、地肌のかぶれや痒みも出にくくなります。
このほんのひと手間ふた手間で、カラーの仕上がりが変わってくるんですよ。
「神は細部に宿る」
技術者として、いつも意識している言葉です。