こんにちは、宮崎です。
この記事では、同じように乾かしているのに、
どうしても左右対称のシルエットにならず、
困っている方に、
アドバイスしたセット方法のコツを
お伝えしています。
先日担当させていただいていたお客様が、
「左のサイドだけハネるし、
丸みが出ないの」
と相談されました。
この方は、
耳たぶが少し出るぐらいの
ショートヘアです。
右のサイドは何も考えずに乾かしても、
綺麗な丸みが出て、
毛先もはねず後ろに流れます。
ですが、
左サイドは乾かすだけでは
同じようになりません。
そこで、ちょっとした解決法を
お教えしたらあっという間に
左右対称のシルエットになったのです。
まず、左サイドだけ丸みが出ずに、
毛先がハネてしまう原因ですが、
根元の生える向きが原因でした。
自然におさまる右サイドは、
根元の生える方向が、
程よく地肌から浮き上がりながら、
下に向かっていました。
ところが、丸みの出ない左サイドは、
地肌に沿うように、
前に向かって生えていたんです。
そのため、ボリュームが出ずに、
無理に後ろに流そうとすればするほど
毛先がはねてしまったというわけです。
そこで、アドバイスした方法というのが、
左サイドだけ、
髪を後ろに引っ張るように乾かす
という内容です。
前に向かい過ぎている根元を、
後ろに引っ張ることで、
根元が地肌から浮いて、
シルエットも毛流れも右と同じになります。
人の毛流れは、
つむじから螺旋を描くように、
右巻きか左巻きかに偏っています。
なので、
左右の毛流れが違うのは当たり前なんです。
左右対象のシルエットにしようと思った時、
実は左右対称の乾かし方や、
セットの仕方ではダメなんです。
今回の例では、ショートヘアでしたが、
ロングでもボブスタイルでも、
左右同じにならない場合は、
うまくいかない方だけ、
根元の生える向きを矯正するように
乾かしたりセットしてみてください。
毛先の動きは、長さに関係なく、
思った以上に根元の生える向きに
影響しています。
根元の毛流れを
コントロールできるようになれば、
セットもシンプルな方法で
うまくできるようになりますよ。
ちなみ、髪や地肌の衰えが進行するほど、
こういった毛流れの影響が強く出てきます。
もし、シルエットが左右対象にならない、
綺麗に流れないなんて思っていたら、
それは髪の衰えの合図かもしれません。
追伸:
髪の衰えには、
地肌のエネルギーを高めることが重要です。
それを頭皮プログレスといいます。
詳しくは↓↓↓
http://hairbeauroncurl.ryu-ko.net/wordpress/21dayscalpprogressk3/