こんにちは、宮﨑です。
先日「取れない疲れが一瞬で消える、神ストレッチ」という本を読みました。ラグビー日本代表のトレーナーが書いた本です。治療方法の宣伝ぽさが無い良い本でした。
その本の印象的な内容に、、、
・関節や筋肉の動きが悪いままトレーニングやスポーツを行うと体を傷める
・大人になると第12胸椎の動きが悪くなって、腰痛や猫背になる
・足の甲が硬くなって、足が弱ってくる
・日本人は背中が弱く、欧米人は背中がもともと強い
・見た目重視の腹筋や胸筋を鍛えるトレーニングへの危険性
・イチローや中田英寿選手など一流選手は背中を鍛えていた
などです。
具体的なストレッチ方法も書いてあり、僕自身実践中です。たった2日で、1ヶ月経っても治らない謎の足の裏の筋肉痛が治りました。背中のハリも楽になりました。
興味がある方は読んでみてくださいね。
さて、この本を読みながら美髪や髪型のことと同じだなーって思っていました。
見える所だけのケアだけではダメ!
髪の見える所というと、表面や毛先ではないでしょうか。逆に見えない所とは、髪の根元や地肌、耳周りや首元の内側の髪ですね。
朝のセットでも、表面しか整えなかったり、毛先はケアするけど、地肌はケアしないという方がいます。
これでは、髪のセットもすぐに崩れてしまうし、綺麗に切ったカットラインの本当の形が出なかったりします。
10年後も美しい髪でいてもらいたいのですが、地肌のケアなしでは実現はしません。
見えない部分こそ、いつまでも美しく若い髪でいるためのツボが凝縮しているんです。
日本人としてのケアをしないダメ!
日本人は欧米人が大好きです。最近では韓国人の影響も強くなっていますが、韓国人も欧米人が大好きです。
なので、髪のデザインや質感も欧米人に憧れるようになっています。それは文化なので良い悪いはなく、僕自身も欧米のデザインは大好きです。
しかし、ケアやお手入れの方法まで、欧米人と同じにしてはいけません。
欧米人の髪は非常に油分が多く、細いけど本数も多いのが特徴です。日本人はその逆で、油分も本数も少なく、太さがある髪です。油分とは、正確にいうと脂質のことです。
なので、正直欧米人は髪のケアをあまりしなくても、傷まないし、質感も素の状態でも日本人が憧れる感じになってしまうんです。
でも、日本人がその質感やデザインを実現しようと思うと、脂質の補給と髪の密度(本数)を高めるために地肌のケアが必要になってくるわけです。
明るいヘアカラーもスタンダードになり、ブリーチが一般的になってきました。欧米人はブリーチしても、日本人のようには傷みません。日本の薬剤よりも強いものを使ってるのに、傷みが出にくいのです。
日本人が明るいヘアカラーをするには、脂質とタンパク質と保湿成分なども髪に取り入れないと艶やかな髪色にはなりません。
そして、地肌も同時に傷むので、やはり地肌のケアは大切になってるんですね。
カットは骨格の形と引き出す角度が分かってないとダメ!
これは、僕たち技術者が気をつけないといけないことです。カット技術の初心者は、カットの切り口ばかりに気を取られてカットしてしまいます。それではなかなか日本人の髪を良い形にできません。
欧米人は後頭部も丸いし、顔より頭が大きいし、髪も自由自在に動きやすい質感です。なので、そんなに考えて切らなくても、いい形に仕上がります。これは、僕が渡仏修行で感じたことです。
しかし、日本人は、後頭部は絶壁、顔の方が大きく、動きが出にくいので真逆なんです。
そのため、カットするときは、切り口よりも、骨格の形と髪を引き出す角度を調節することを大切にしないといけないのです。
そして、RYUKOのカット技術者は、レプローストというゴッドハンド技術も持っています。
手の技術だけで、水分量や毛流れをコントロールして、髪のストレスも除去出来ます。なので、なぜか収まりの良い髪型になるんですよ。
日本人にも色々なタイプの髪があります。年齢によっても変わってきます。ですから、お一人お一人に必要なケアや技術というのは違ってきます。
RYUKOは、今後も引き出しをどんどん多くして、細かく対応できて、あなたの髪がいつまでも若く美しくいられるよう勤めて参ります。