サロン ヘアカラー 宮崎亮

匂いに騙されてはいけない!!

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こんにちは、宮崎です。

 

最近RYUKOでは、
ヘアカラーをバージョンアップする研究・検証に
励んでおります。

 

少しでも、髪のプログレスを邪魔することなく、
身体と髪と頭皮の健康を損なわず、
より美しい発色と髪質を実現するために
色々と脳みそを絞っております。

 

予定では、
5月初旬にはバージョンアップしたカラーに
切り替えれる予定でございます。

 

そういったカラー研究を行なった過程で
新しく得たり再認識させられたことを
連載でお伝えしようと思います。

 

よく、テレビCMで
「匂わないヘアカラー」
という謳い文句で宣伝しているホームカラー剤があります。

 

昔のカラー剤はすごく刺激臭を放つ薬剤でしたが、
ここ最近では、随分と解消されてきています。
逆に良い香りがするものまであります。

 

ホームカラーは、
自宅にカラーの匂いがこもることがデメリットなので
これを解消することは、開発会社にとって
売上拡大には重要なことだったと思います。

 

しかし、、、
髪や地肌の健康面にはかなりの問題があるんです。

 

ヘアカラーには理論上、
キューティクルを開いたり、
髪の色素を分解するためには
強いアルカリ性の成分が必須です。

 

その代表成分が、
「アンモニア」
です。

 

昔は、このアンモニアしかなかったので、
とても強い刺激臭がカラー剤から漂ってました。

 

現在では、
「モノエタノールアミン」
という匂わないアルカリ成分が使用できるようになり、
一般的になってきています。

 

では、
「匂う成分と匂わない成分は何が違うのか?」
ということですが、、、
これがすごく単純な話でして、、、
「揮発するか、しないか」
の違いなんです。

 

アンモニアは揮発性が高く、
どんどん空気中に拡散するので匂います。
モノエタノールアミンは、
揮発しないので、匂わないんです。

 

臭いよりは臭くない方が良いのですが、
そこに、落とし穴があるんです。

 

揮発 ” する " ということは、
髪や頭皮には残留しないということです。
揮発 ” しない ” ということは、
髪や頭皮に残ってしまうということです。

 

また、アンモニアとモノエタノールアミンの刺激性も
アンモニアの方が臭いけど、安全なんです。
学校の理科の実験でもアンモニアを使われるのですが、
人体に安全なので使用が許されています。

 

ということを考えると、
「匂わないカラー剤ほど、髪や頭皮に刺激が強く
空気は汚さないけど、髪や頭皮には残っている」
ことになるわけなんです。

 

バージョンアップ前の現在のカラーにも
アンモニアを使用しておりますので、ご安心ください。
バージョンアップ後には、
そのアンモニアの配合量も少なくなりますので、
より髪や頭皮への負担が少なくなります。

 

さらに、
フルーツや植物の香りで、
アンモニアの刺激臭をカバーしていますので、
より快適な施術時間となるはずです。

 

ということで、バージョンアップ情報第1弾は
鼻への刺激と、髪や頭皮への刺激のジレンマについて
お伝えさせていただきました。

 

ps.
今回お伝えしたバージョンアップ内容は
まだまだ序の口ですので、
次回もぜひご覧いただきたいと思います。

 

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Ryo MIyazaki

1976年岐阜市生まれ。RYUKO(リューコ)代表。 高校卒業と同時に美容室入社と専門学校に入学(通信制)。 最初の5年は何をやってもうまくできず、同期で一番遅れていた。それでもめげずに、毎晩毎晩深夜まで、ひたすら練習。パーマやカラーやトリートメント剤の害や、かなりのストレスのせいかアトピーが発症し、身体中がひどいことに。20代でアトピーが起因の白内障になる。それでも負けずに、全国的技能五輪で銀賞、パリでの修行、そして、美の本質に気づかされたゴッドハンド技術「レプロースト」や「バイオプログラミング」に出会う。。。 続きは、<プロフィール>をご覧ください

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