「ダイエットを開始して、はじめは順調に減っていたのに、なぜだか体重の減りがピタッととまってしまった。」
一度はそんな経験したことありませんか??
食事も気をつけて運動もしていくと、はじめはすんなりと体重が減って「いけるかも!!」ってなります。
体重が減るとモチベーションも高まり、「この調子で!」と思ってさらにスリムな自分を期待してダイエットを続けていきます。
すると、食べる量も運動量も変えていないのに「全然体重が減らない!」という、『停滞期』とよばれるダイエットの壁があなたの前にあらわれます。
ダイエット成功の鍵は、この停滞期という壁をどのように乗り越えるかにかかってきます。
この壁があらわれるとまず、焦って、イライラして、ストレスがたまってきます。
さらに、ストレス解消に暴飲暴食してしまい、気がついたらダイエット前よりも体重が増えている・・・
そして、「私にはダイエットなんて無理かも・・・」と自信をなくしてしまう。あきらめてしまう。という気持ちになってしまったことはないでしょうか?
でも安心してください。それはあなたのせいではないのです。
「ホメオスタシス」のせいなのです。
停滞期がくる理由は、ホメオスタシスという人間にもともと備わっている機能が関係しています。
決して、あなたが痩せない体質になのではなく、体の防衛反応なのです。
いわば、ダイエット成功のには、あなたのホメオスタシス機能をどのように対処していくかです。
でも方法はだれにでもできる非常に簡単なことなのです。
まずホメオスタシスとは一体どんな機能なのかを説明します。
体の一部や外部の環境が変わっても、体内の環境を一定に保つという働きをします。
例えば、体温が上がると、汗を出して、体温をさげようとします。
それと同じで、体重が減ると”危機的な状況”と判断して、エネルギーをあまり使わないように、なるべくエネルギーを蓄えようとして、体重を元に戻そうとします。
体が省エネ状態になってしまうということです。
ダイエット中にはあまり向いていない体の状態になってしまうので、食事制限をしたり運動をしてもダイエットの効果が最初よりも上がらないのはこのためです。
ホメオスタシスの働きは、一ヶ月で体重が5%以上減った場合に活発になるそうです。
例)体重が50kgの人の場合、2.5kg減ると、ホメオスタシスのスイッチがONになる
リバウンドもホメオスタシスが関係しています。
もし、ホメオスタシスがオンになっている状態でダイエットをやまい、ダイエット前の生活に戻してしまうと、”今のうちに蓄えなければ”と判断して過剰に蓄えはじめ、気づいたら”始めよりも太ってしまった”つまりリバウンドということになります。
では、停滞期を乗り越える方法ですが、”焦らず、じっくり待つ”が一番なのです。
はやく痩せたいと思う気持ちはわかりますが、食事量をもっと減らしたり、食事を抜いたりは禁物です。
やればやるほど、次の痩せ期は遠くなっていくのです。
ホメオスタシスが強く働かないように、ゆっくり体重を落としていくのが重要です。
そして、停滞期はダイエットにはつきもので、順調にダイエットが進んでいる証拠だということを、しっかり理解しておくのは、心に余裕ができるので大切だと思います。
◯◯だけ食べるや、食事を抜く、など極端なダイエット法は、どんどん痩せにくい体になってしまうので、バランスの取れた食事と、お腹いっぱいまで食べすぎない、適度に体をを動かすという基本をしっかりやって、美しく痩せましょう。
あれもダメ、これもダメ、では、ストレスも溜まって、心まで寂しくなってしまいます。
私も、昔は太っていたので、ダイエットの挫折やリバウンドもたくさん経験しました。
ですが、一番痩せたなーと思うのは、しっかり動いて、ストレスなく食事をして、というときが一番体重が減ったように思います。
無理をせず気長に 、あなたにあったダイエット方法とペースをみつけてみてくださいね。