こんにちは、郷です。
先日、急に髪が傷みました。
特別傷ませるようなことをしてはいないのに、なぜか急に髪がガシガシになってしまったのです。
それが気になって、指でとかすと絡まって、強く引っ張って髪を傷つけてしまったのです。
そこで、何がおきたのか考えてたり、調べてみました。
すると、どうやら黄砂なのではないか?という答えにたどりついたのです。
ちょうどその日は、雨にあたりました。その前日は、春一番の強風で、黄砂がすごい舞っていた日でしたから、かなり黄砂が含まれた雨だったはずです。
この黄砂入りの雨が、かなり髪には良くなさそうなんです。
黄砂入りの雨で髪が傷む理由
普通の雨は、PH5.6の弱酸性です。
髪が安定するPHは、5.5〜6.5の弱酸性なので、普通の雨にあたる程度では髪は傷みません。
それが、黄砂入りの雨は、PH8.6のアルカリ性に変化することがわかりました。
髪は、アルカリ性になると、ふやけた状態に軟らかくなり、キューティクルも開いてしまい、傷つきやすく、水分や栄養分の流失しやすくなります。
これが黄砂入り雨の傷む理由です。
黄砂の他にも髪が傷むもの
黄砂のように、空気中や、知らないうちに髪に触れて傷ませてしまう物があります。原因不明の髪の不調があった時、これらのことも気をつけたほうが良いでしょう。
石灰
グランドの白線に使われる石灰もアルカリ性です。
お子様の野球なんかについていくと、なぜか髪がガシガシした経験はありませんか?
石灰は、植物を育てるいい土を作りたい時、酸性の土をアルカリ性に改良したい時に使いますね。
汗や海水
また、汗をかいたあとの髪や、海風に当たった髪も同じような状況になります。
これも、汗や海水がアルカリ性であることが原因です。
温泉(ヌルヌル系)
硫黄の温泉(ヌルヌル系)もアルカリ性です。
温泉は肌に良いと言われますが、髪にはよくありません。
硫黄系の温泉は、黄砂のようにアルカリ性なので、髪がデリケートになります。
パーマやカラーをしたばかりの状態で温泉に入り、髪にたくさん付くと、ウェーブや色が取れてしまうというケースもよく聞きます。
実は、敏感肌や、アレルギー肌の方も、温泉は要注意です。肌も髪と同じpHバランスなので、デリケートになります。
温泉入浴後はよくすすいでから出てください。
対処方法
アルカリ性に傾いた髪は、放っておけば自然と弱酸性に戻ってくれます。ですが、すぐには戻りません。
戻るまでの期間中に、髪は傷んでしまうのです。
ですから、もしかしたら?と思ったら、すぐに対処してあげることが大事です。
酸で中和する
アルカリ性を弱めるには、酸を使います。
お手軽に手に入る酸は、クエン酸やお酢などですね。
・そのお湯を、手ですくいながら、髪になじませていきます。
・この時、おけのお湯を一度に髪にかけないでください。
・髪は、急に酸に触れると、びっくりして硬くなってしまいます。(酸で硬くなった髪は戻すのが大変ですから注意)
・少しずつ手ですくって髪にかけて、なじませていくようにしてください。
・髪の感触が変わったら、いつも通りにシャンプーしてください。
わたしも、今回はこの方法で対処して、すっかりよくなりました。(クエン酸ではなく、サロンでパーマやカラーの後の処理に使うレブリン酸を使いました)
恐るべし黄砂ですね。
皆さんも、常に自分の髪の具合を観察しておいて、すぐに対処できるようにしておきましょうね。