こんにちは、宮﨑です。
「美容院脳卒中症候群」という言葉があります。美容師にとってとても辛い言葉です。
シャンプーで首を傷めたり、血流が悪くなったりして起きるものですね。
シャンプーやプログレスは、あなたを癒すために行っています。その施術が逆効果になっていたらとても切ないものです。
RYUKOをリニューアルした目的の一つにもこのことがあります。
最新のシャンプー環境を整えるためです。
しかし、最新だからといっても、あなたの体を計測して、完全に良い姿勢になるように機械が動いてくれるまでは進んでいないなんですよね〜
なので、今日はシャンプー時の頭の位置についてお伝えしていきます。
頭の位置の正解を知ることで、首や脳に負担を少なくして、より快適で心地良いシャンプータイムになるのではないかと思います。
RYUKOが考えるシャンプーの時の頭の位置の正解は、、、
・耳の後ろの骨の出っ張り少し下に、丸い枕が当たる
・顎と額が水平に近い
この二つです。
こんなやりとりをお客様とすることがあります。
椅子を倒してシャンプーを始める際、
「姿勢は辛くないですか?」
とお聞きすると、、、
「頭の位置の正解がわからない!」
と言われることがあります。
その方にとって楽な位置であれば良いと思っていましたが、最初は楽でも後から辛くなったり、僕たち施術者がやりやすいようにと考えてくださり辛そうな姿勢を我慢されたりする方もいらっしゃいます。
また、首の長さも個人差が結構あるものなんです。
そこで、何かわかりやすい基準があった方が良いと考えるようになりました。
ではまず、RYUKOのシャンプー台がどうなっているかをご覧ください。

上から

横から
このように頭と首を3点で支えるように3つの枕があるんです。
ポイントが、丸い2つの枕を頭のどの位置に当てるか?ということが重要になります。
髪を剃った人形で見てみます。
この位置が理想的です。
耳の後ろを触ると、生え際に骨が大きく出っ張っていると思います。
その骨の出っ張りのちょっと下に丸い枕が当たるようにした位置となっています。
それによって、自然と顎と額が水平に近い姿勢になるはずです。
この姿勢は、
・首の血流を圧迫しない
・頭に血がのぼらない
・頭の重みを分散して支えられ、首の骨に負担をかかりにくくする
こんな利点があると思います。
ということで、
「シャンプーの時の頭の位置は、耳後ろの骨の出っ張りちょい下に丸い枕を当てて、顎と額の高さが水平に近くする」
のが良いと思います。
これで、ヘッドマッサージをより快適で心地良く受けていただけるのではないでしょう。
あなたもまず横に倒されたら、耳後ろの骨の出っ張りの少し下に丸い枕が当たるように調整してみてください。
その後に僕たちが、肩と背もたれの高さを調整したり、顎と額が水平になっているかなどチェックして細かい位置をご案内します。
また、最近では、襟足を洗うときに横を向いていただいたり、ヘッドマッサージの際に手で頭を支えながら行ったりと、首に負荷をかけないよう工夫しております。
腰が痛い方には、膝の下にクッションを入れたりと色んな調整を行いますので、シャンプー中の姿勢で気になることがあれば遠慮なくお伝えくださいね。