from : 郷博子
「篠原涼子みたいになりたい!!」
先日、こんなオーダーがありました。
その方は、ロングで黒髪、生えグセがあり、少しうねりのある髪質の素敵な大人な女性でした。
まず、スタイルを作る前に、イメージをより具体的にしてみました。
「艶(あで)やか」
「作ってなさそう」
「無造作な」
「風にふかれてるみたいな」
『艶(あで)やか』
97%は、わかるけど、3%は怪しいので、Googleさんに聞いてみました。
Googleさんによると…
『艶(あで)やか』
女性の容姿が、美しくて華やかな様。なまめかしい様。
調べ物をするとよくある事ですが、また、わからない言葉が出てきました。辞書サーフィンが好きな私は、もちろん調べます。
『なまめかしい』
姿やしぐさが色っぽい。みずみずしい。若々しい。
なるほど。より具体的になりました。
みずみずしく潤い、艶があり、女性らしく柔らかく、エネルギッシュなハリもありながら、しなやかな動きがある髪を想像しました。
…素敵ですね。まさに、艶やか‼︎
では、実際に作っていく事にしました。
重めにレイヤーを入れ、毛先がパラパラっと束で動くようにカットしました。
根元の余分な脂や毛先のスタイリング剤を取り、根元の髪が一本一本独立して動くようにシャンプーをしました。
軽い動きと、絡まりにくいようにベース作りで、オイルをつけました。
根元の立ち上がりをしっかり固定して、生えグセを取りながら、みずみずしく潤うしなやかな髪になるように、ヘアビューザーでドライしました。
髪を動かした時に、ゴッソリ動かないように、また、硬くならないようにうねりの強い所だけブローしました。
仕上げに、しっとりカールをつけるために、ヘアビューロンでワンカールしました。
そして、分け目をつけずかき上げればできあがりです。
あなたも、気づきましたか?ヘアスタイルを作る事は、形を作るように見えて実は、髪質を整えることなのですね。髪質が整ってこそ、理想のヘアスタイルに近ずけます。
「美」も同じようなことがいえると思います。どんなに上質な洋服やブランドのバッグを身につけていても、その中身の自分が輝く事が、「本当の美」だということですね。私達女性にとって、自分磨きは一生のテーマですね。
女性って、大変ですね〜(^o^)。