髪の悩み

市販トリートメントとサロントリートメントの安全性の違い

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正直なところ、僕も思うんですが、市販トリートメントの方が髪がツルツルになるんですよね。
皆さんもそのようなこと感じたことはないですか?

 

でも、サロンで買うトリートメントの方が価格は高いです。
これはどういうことなのでしょうか?
今日は、そのことについて理由があるので解説していきます。

 

市販でもサロン品でも一緒なんですが、
価格によって配合されている髪への有効成分の質や量は違います。
ですが、その辺からお話しするとややこしくなるので、横に置いておいて、すごい基本的なことだけで解説していきますね。

 

まず、髪のこと。

特にダメージ毛のことについてですが、
髪が傷むと、マイナスの電子を持つようになります。

 

そのダメージ具合が強くなるほど、
マイナスの電子が増えます。

 

なんで?とか、難しい話になるの?
と思われるかもしれませんが、今は、傷んだ髪はマイナスになるってことだけ覚えておいてください。

 

そして、トリートメントの話にかわります。
トリートメントはプラスの電気を持っています。
カンがいい人はもう気づきましたよね。

 

傷んだ髪ほど、
トリートメントが良くひっつくようになっているんです。
これがトリートメントの化学の基本です。

 

市販品の方が、サロン品よりもプラスの力が強い成分をつかっているので、良く髪にひっつくようになっています。

 

「それだったら、市販品の方が安いし良いじゃない?」

 

って思いますよね。

でも、サロン品がそうじゃない理由がちゃんとあるんです。
市販品に多く使われているプラスの強い成分は、実は毒性が強いのです。
地肌にも髪にも実は影響があるんです。

 

もちろん、サロン品は毒性が全く無いのか?というとゼロでは無いですが、毒性の強さは倍ほど違うと言われています。

 

逆に、なぜ市販品は毒性の強いものを使わないといけないのか?
これには2つの理由があります。
コスト(価格)と汎用性です。

 

市販品はストアに並べてあるだけのことが多く、しかも他社メーカーなどと一緒に大量に陳列されます。ストアの店員が解説して販売することはほとんどない前提で商品を作らないといけないので、価格は高く設定できません。
だから、コストの高い、毒性の弱いものは使用できないというのがコスト面。

 

また、誰が使っても、どんな髪質の人でも、使用感が強くでないと、次も買ってもらえないので、毒性よりも髪に良くひっついてくれる、効果がわかりやすい成分の方が、目的としてあってるわけです。これが汎用性です。

 

毒性が強いとどのようなことが髪や地肌に起きるのでしょうか?

それは、相当敏感な肌や髪の毛でない限り、すぐに悪影響を感じることはありません。継続して使用していくうちに髪や地肌または、背中や顔などに謎のトラブルとして現れることがあります。

 

頭皮からフケが出たり、湿疹が出たりすることもあります。
髪も、余計にバサバサになっていきます。

 

こんなことを体験したことはないですか?

最初に買って使った時は、すごくツルツルになったのに、だんだんトリートメントが効かなくなってきたということ。

 

これは、付着するところがなくなってしまった場合か、髪そのものがトリートメントによって負担がかかってしまった場合のどちらかです。

 

また、もし、美容師が市販品のトリートメントを毎日お客様の髪に素手で使用していたら、美容師の手は細胞レベルで荒れていきます。

 

シャンプーで荒れる場合は乾燥による手荒れがほとんどなのですが、トリートメントの手荒れは肌細胞が壊れていく荒れ方なので、治るまでに非常に時間がかかります。

 

髪も肌同様に細胞でできていますから、荒れていきます。
その荒れをさらにトリートメントでカバーしようとするので、余計に髪の質が劣化していきます。
もしかしたら、今の髪の不調は、長年のトリートメントが原因という可能性もあるのです。

 

では逆に、サロン品のトリートメントは安全だとわかったけど、値段の割に効果が薄いのか?という疑問を感じますよね

 

これについてお答えすると、現在のサロン品トリートメントは、化学が発達したため、表面に張り付かせて、一時的な効果を感じさせる必要がないのです。

 

内部に浸透して、プラスとかマイナスとか関係ない方法で髪の中にとどまってくれるものが多くなってきました。

 

なので、お風呂場でつけて流した時のトゥルトゥル感はそんなになくても、乾かした時の感触や収まり具合は、市販品より良くて、継続的に使用しても問題ないものが多くなってきているように思います。

 

市販品でも、サロン品でも同様に注意点があります。

それは、よくすすぐということです。
ヌルヌルした感じがなくなるまで、よくすすぐということです。

 

特に、顔や背中にもトリートメントが残らないように気をつけて欲しいのです。

「じゃあ結局は、ツルツル感は必要ないよね?」

その通りです。
トリートメントの目的は、髪の傷や、髪の内部の空洞になっているところに成分を補給して、髪をしっかりさせることです。
だから、髪の表面にへばりついているのは意味がないんです。
ただし、表面に何かを引っ付ける(コーティング)することが悪いというわけではありません。髪をとかしている時に絡まって傷ついたりするのを防いでくれますから。でもその効果は、お風呂場で行うトリートメントではなく、アウトバスタイプのクリームやオイルなどで行うと良いと思います。

 

毒性っていうと怖いイメージですが、病気になるほどではないです。でも、髪に良いことをしようとして、実はそれが髪や地肌に負担をかけている可能性があるということは覚えておいてください。

 

サロンのトリートメントを売り込むつもりでこの記事を書いているわけではないです。
ちゃんと理由があるということを知って欲しくて書きました。

 

まずは、今日から徹底してよくすすぐようにしてみてください。そして、トリートメントは地肌には絶対つけないようにしてください。

 

ロングヘアの方は、トリートメントをつけて放置する時は、絶対にタオルで髪を巻いて、直接背中や顔などの肌につかないように気をつけて下さいね。

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Ryo MIyazaki

1976年岐阜市生まれ。RYUKO(リューコ)代表。 高校卒業と同時に美容室入社と専門学校に入学(通信制)。 最初の5年は何をやってもうまくできず、同期で一番遅れていた。それでもめげずに、毎晩毎晩深夜まで、ひたすら練習。パーマやカラーやトリートメント剤の害や、かなりのストレスのせいかアトピーが発症し、身体中がひどいことに。20代でアトピーが起因の白内障になる。それでも負けずに、全国的技能五輪で銀賞、パリでの修行、そして、美の本質に気づかされたゴッドハンド技術「レプロースト」や「バイオプログラミング」に出会う。。。 続きは、<プロフィール>をご覧ください

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