お客様よりこんな相談を受けます。
「最近抜け毛は増えた気がする」
「いつもより多い抜け毛が続いている」
「お風呂上がりにドライヤーで乾かしていると、洗面台にパラパラと髪が落ちている」
という相談です。
抜け毛は、睡眠不足や体調不良、ストレスや食生活、薬の服用や季節の変わり目などにも影響を受けますから、本当のところ、直接の原因が特定しにくいので、「これが効きますよ!!」っていう答えを出しにくいのが辛い相談なんです。
ですが、このような質問が多いので、いろいろと考えてみたんです。
そうすると、抜け毛を気にされている方に共通点がありました。
それは、、、
・ヘアカラーを定期的にされている
・白髪染めをしている
・アルカリ性の染毛剤で施術している
・2ヶ月に1回以上のカラーをしている
などの、共通点がありました。
この特徴でのポイントが
「負担がかかる薬剤を短期間で、地肌につける」
ということだと思います。
白髪を気にしないカラーの場合は、たとえ白髪があっても、地肌に薬剤をつけずに施術します。
ですが、白髪が増えてくると、根元の数ミリが染まってないだけで、1、2週間の持ちが違うので、ご本人の希望で地肌まで付ける施術に切り替えます。(アレルギーがある方はお断りしています)
抜け毛の直接な原因になっているかわかりませんが、消去法として、カラーでの負担を減らすことが一つの方法だと考えました。
そこで、地肌に負担のかからない薬剤を探した結果、ハーブとヘアダイをミックスした「ハイブリッドカラー」を見つけました。
ヘナも候補でしたが、ヘナは、髪の表面に張り付いて色が染まるタイプなので、
・髪が太かったり、硬い方や直毛の方には、より、髪に硬さを出してしまう傾向がある
・パーマがかかりにくくなるので、パーマ液が強くなり、結局パーマで傷む
というリスクがあってので、やめました。
先ほど言った、ハイブリッドカラーは、ハーブとヘアダイのいいところどりしたものです。
完全に自然素材ではないのですが、地肌に対しての負担はかなり軽減できます。
実際に、メニュー化してから2年ほど経ちますが、ハイブリッドカラーに変えた方は、髪の根元のハリが復活して、抜け毛も軽減できた方は多くいらっしゃいました。カラー施術後の、頭皮の違和感もなくなったという声も多く聞きました。
カラーリングは、長く続けていくことになるメニューですし、少しでも髪や頭皮の負担になることを減らしていくことは、髪のエイジングケアのなかでもとても重要なことだと思います。
ただし、このハーブのハイブリッドカラーには、欠点があります。カラーデザインの幅が狭いということです。「私もカラーをしていて、抜け毛がきになると相談しているのに、ハイブリッドカラーの提案がされていない」と思われる方のいらっしゃるかもしれません。これは、その方に、ハイブリッドカラーでできるカラーデザインではご満足いただけないからだと判断しているからです。
もし、ハイブリッドカラーをご希望の方は、一度サロンにご相談くださいね。