宮崎亮 髪質改善・エイジングケア

「くせ毛」という言葉が嫌いです

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こんにちは、宮崎です。

 

「くせ毛」という言葉。
髪の本質美をテーマに仕事を
するようになってから、
違和感を感じるようになりました。

 

このことをお伝えすることで、
捉えにくい本質美というものに、
なんとなく「なるほどね〜」と
思っていただけるのではないかと
思います。

 

俗にいう「くせ毛」とは、
うねりやねじれのある
真っすぐにならない髪のこと
ですよね。

 

海外では
「ウェーブヘア」と呼ばれています。
パーマのウェーブなのか、
ナチュラルなウェーブなのか
という差があるだけです。

 

なのに、日本人は
「くせ」という表現をしています。
あまりポジティブな言葉として
使わないですよね。

 

「くせがある人」
「くせが強い」
「◯◯くせがある」というように、
ネガティブな意味がある言葉です。

 

なぜ、海外では
単に「ウェーブヘア」というのに、
日本では「くせ毛」というのでしょうか?

 

それを考えてみると、
一つは、多様性の違い。
もう一つは、日本人の潜在的な
美の固定観念の二つが原因だと
思います。

 

海外では、複数の人種が一つの国や
環境にいるのが当たり前です。

 

なので、
自分と違う個性や感性に対して、
日本人ほど気にならないのでは
ないかと思います。

 

「こういう人なんだな」
で終わるのだと思います。

 

しかし、日本人はその逆です。
自分の周りには、
人種の違いがあることは特別です。

 

「見た目などの違い」などに
無意識に強い反応を
してしまうと思います。

 

そして、日本人には直毛に対する
美意識が古代からあります。
平安時代の小野小町や、
紫式部のイメージですね。

 

潜在的に「直毛は美しい」という
固定観念が擦りこまれているのだと
思います。

 

なので、
直毛ではない髪は「くせ毛」という
言葉に表されてしまったのでは
ないでしょうか。

 

ですから、僕は
「くせ毛」という言葉を使わず
「そのうねりは〜」と
表現するように心がけています。

 

美しいウェーブヘアもあるし、
かっこいい女性像にも欠かせない
髪の質感です。

 

本質美とは、
その人が元々持っている美しさを
引き出して行くことです。

 

それは、美しく見えるようにする
デザイン的なことではありません。

 

髪質そのものを、
その方が持っている生命力とか
生命システムを高めて、
美しくしていくことです。

 

ウェーブヘアを直毛にすることは、
本質美ではありません。
艶のある、収まりの良い、
しっとりしたウェーブヘアにする
ことが本質美です。

 

もちろん、
好みや憧れのヘアデザイン
というものがあります。

 

サラサラの直毛ヘアが好みの人、
ふんわりしたゆったりウェーブヘア
に憧れている人もいます。

 

それは、
ウェーブパーマやストレートパーマ
という技術を行うことで
実現できます。

 

だけど、
生まれつきのウェーブヘアを
活かすデザインにしようと思うと、
本質美技術の出番になります。

 

プログレスメニューが
大事になってくるわけですね。
(エクセレントプログレスと
パーソナルプログレスがあります)

 

また、元々直毛だけど、
もっと艶やかで柔らか、
ふんわりして動きのある感じの
ストレートヘアにしたい方にも、
プログレスメニューが重要です。

 

そして、もう一つ大事なのは、
衰え問題(エイジング)ですね。

 

綺麗なウェーブヘアだったのに、
チリチリした髪が混ざってきたり、
ウェーブがパサパサしてきたり、
横に広がるけど分け目が
ペタッとしてきたりなどなど。

 

こういうチリチリしたり、
パサパサしたウェーブを
クセ毛と呼ぶのは良いかなって
思います。

 

また、直毛だったのに、
つむじ周りにうねりが出てきたり、
もみあげだけチリチリしてきたり、
サラサラなのに広がりが出たり、
ツヤツヤだけどボリュームが
なくなってきたりなど。

 

このような、
エイジングの問題解決にも、
本質美を作るプログレスメニューが
大切になってくるわけです。

 

少し長くなりましたが、
うねりのある髪は
クセじゃなくてウェーブヘアだし、
もっと綺麗なウェーブを
目指して欲しいと思います。

 

そして、大人の女性には、
プログレスメニューで、
本質美を引き出し、衰えに勝って
いつまでも美しい髪の女性を
目指して欲しいです。

 

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Ryo MIyazaki

1976年岐阜市生まれ。RYUKO(リューコ)代表。 高校卒業と同時に美容室入社と専門学校に入学(通信制)。 最初の5年は何をやってもうまくできず、同期で一番遅れていた。それでもめげずに、毎晩毎晩深夜まで、ひたすら練習。パーマやカラーやトリートメント剤の害や、かなりのストレスのせいかアトピーが発症し、身体中がひどいことに。20代でアトピーが起因の白内障になる。それでも負けずに、全国的技能五輪で銀賞、パリでの修行、そして、美の本質に気づかされたゴッドハンド技術「レプロースト」や「バイオプログラミング」に出会う。。。 続きは、<プロフィール>をご覧ください

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