こんにちは。みやざきです。
この記事では、なぜ髪はハネてしまうのか?
その根本的な原因を写真で説明して、それを簡単に直す方法をお伝えしていきます。
ブローとかコテで巻いたりなどなど、すごく頑張らなくてもある程度のハネがおさまってくれる方法です。
髪がはねる原因の9割はコレ!
髪がはねておさまらない原因のほとんどが、毛流れにあります。
毛流れというのは、髪の根元が向いている方向のことです。
上の写真を見ていただくとわかると思いますが、右側半分の毛先は内に収まり、左側半分の毛先は外に反るようにはねています。
そして、根元の生えている方向(毛流れ)をご覧になってください。
はねている髪の根元をたどっていくと、根元の毛流れが思いっきり左に流れています(A印)
しかも、地肌に張り付くように流れています。
さらに、B印の部分みると根元が左に張り付くように流れていて、C印の部分に毛流れがぶつかり歪んでいます。
これが毛先を跳ねさせている原因となっています。
内に収まっている毛先の根元をたどると、毛流は割と真下に向かっています(D印)
このように、毛先と根元は関連しています。
毛先の向きが根元に影響することは少ないのですが、根元の毛流れは毛先の向きに大きく影響してしまうのです。
ハネた髪を直す方法
はねた髪を直すには、根元の毛流れを整えることが一番の近道です。
毛先を一生懸命にブローしたりコテで丸めても、外側にカールするだけで内側に入ってくれません。
毛先が内に収まる根元の毛流れには2つのポイントがあります。
1、真下に向かっている
2、根元から浮いている
この二つです。
では、乱れた毛流れを整った毛流れにするにはどうすれば良いのか?
それには、なぜ毛流れが乱れているのかを知る必要があるんです。
だいたい根元の毛流れが乱れる原因はこの3つです。
1、寝ぐせや結び跡
2、元々の毛流れ
3、頭皮(毛穴)の衰え
原因が違えば、対処する方法も違いますのでそれぞれに解説していきますが、原因が寝ぐせなのか?元々なのか?衰えなのか?はわかりませんよね。
まず、寝ぐせや結び跡をリセットする方法を試してから、それでも毛流れや毛先のハネが収まらない場合は、元々の毛流れ。
それでも直らない場合は頭皮や毛穴の衰えだと判断してください。
寝ぐせの直し方、リセットの仕方
まず寝ぐせや結び跡の治し方ですが、いたって簡単です。
地肌を湿らすだけです。
湿らす方法は、霧吹きでも良いし、手や指先に水をつけて直接地肌を湿らせても良いです。
湿らすことじたいは難しくありませんよね。
一つ気をつけていただきたいのが、原因になっている根元の毛流れをちゃんと湿らせることができているか?ということです。
ハネている毛先の根元をたどって、その根元や地肌の位置を手探りで良いので把握してから湿らしてください。
根元を湿らせたら、指で軽くこすったり、クシやブラシで軽くといて水分を馴染ませてください。
数分時間を置いてから、ドライヤーで乾かせばほぼ寝ぐせや結び跡は取れてリセットされているはずです。
下の写真は、はねる原因を解説した写真モデルの方をカット施術する際に地肌に水で軽く湿らせて自然と乾いた状態です。
それだけで根元の毛流れが真下に向き毛先の収まりも良くなっているのがわかると思います。
ショートヘアであらゆるところが大胆にはねている場合は、シャワーで全体を濡らしてしまった方が早い場合もあります。
元々の毛流れの対処方法
毛流れにも個人差があり、元々右や左に強く流れている場合があります。
特にツムジの位置や数などにも影響します。
つむじが下の方だったり、右や左にずれていたり、二つあったり、うなじや顔周りにあったりなど様々です。
こんな場合は、乾かす方法で矯正していく感じになります。
まず、寝ぐせを直すようにはねている髪の根元を湿らせます。
次に、根元が真下に向くように、根元の毛流れと逆方向に引っ張りながら乾かします。
乾いたところで冷風を当てます。
これで、だいたいは毛流れが矯正されるので、毛先は収まりやすくなります。
ここで難しい部分は、実際に根元の毛流れがどっちを向いているのか?を確認できるかということです。
髪を分けとり根元を三面鏡などで見て毛流れを確認できるといいのですが、後ろ側だと難しいですよね。
そんな時は、毛先のはねる方向で根元の向きがわかる目安があるので、それを参考にして対処してください。
毛流れ予測の目安
目安の基本は、”毛先のハネている方向に根元の毛流れも向かっている”ということです。
毛先が右に向かってはねていれば、根元も右に向いているので、根元を左へ引っ張って乾かすことになります。
ですが、例外があります。
特に耳周りなどのサイドの髪は基本通りではないことが多くあります。
女性は、顔に髪がかかるのが邪魔な時によく耳掛けをしますよね。
耳掛けをしている髪は、根元は後ろに向くのですが、毛先は前に向かってはねるんです。
なので、前にはねていても根元は後ろに向いているので、矯正する時は根元を前に引っ張って乾かすことで真下に向いて毛先が落ち着きます。
このように基本と逆になることもあるので、耳まわりなどサイドの髪がはねている時は、鏡で根元の毛流れをチェックしてから矯正してみてください。
衰えによる毛流れの対処方法
寝ぐせの直し方や元々の毛流れの矯正の仕方でも毛先のハネが収まらない場合は、頭皮や毛穴が衰えていることが原因になります。
衰えには、
・加齢
・ストレス
・体調不良
の3つがあります。
ほとんどがこの3つが複雑に絡まっているので、どれが原因で衰えているというはっきりするものではありません。
どれが原因だとしても、いずれも衰えによって毛穴のエネルギー(勢い)が低くなってしまい、髪の立ち上がりが弱くなり地肌に張り付くようになってしまいます。
そして、つむじなど何かしらの影響で右や左に強く向くようになり、湿らせても矯正しても真下に向いてくれなくなります。
なので、衰えによる毛先の収まりづらさは、毛穴や頭皮のエネルギーアップをする必要があるんです。
結局は手入れの仕方の話になってしまうのですが、頭皮へのアプローチを毎日継続的に行い毛穴を元気にするしかありません。
たまに週1や月1で念入りなヘッドスパやヘッドマッサージをしても、衰えは毎日進んでいるので追いつけません。
数分でも毎日の頭皮アプローチの方が効果があります。
僕たちRYUKOでご提案している頭皮へのアプローチ方法は最長でも3週間以内に変化を実感することが出来ます。
興味のある方は下記をチェックしてみてください。
頭皮プログレス21日プラン
http://hairbeauroncurl.ryu-ko.net/wordpress/21dayscalpprogressk3/
頭皮へのアプローチを色々と行いながらも、寝ぐせ直しや毛流れの矯正を行ってみてください。
するとある時自然と髪の収まりが良くなっているのを実感できるはずです。
まとめ
毛先のハネを直すには毛先を頑張ってブローやコテでカールしてもなかなか収まってくれません。
それは毛先のハネの原因が根元にあるからなんです。
根元の毛の向き(毛流れ)が、毛先を跳ねさせていたんです。
内に収めるには、程よく地肌から浮き上がりながら、真下に向いて生えている状態が理想です。
はねる毛流れを内に収まる毛流れに整える方法を3つ紹介しました。
1つが、根元を湿らせて寝ぐせや結び跡をリセットする方法
2つ目が、毛流れに逆らって引っ張るように乾かし矯正する方法
3つ目が、毛穴のエネルギーを高める方法
日々のお手入れが大切です。
そして、はねている原因やその対処方法は、表面的には見えない部分にアプローチすることです。
髪のハネだけに限らず、美や健康は表面的でなく本質が何かを知ることが一番近道です。
これであなたも、毛先を見て髪の根元まで知ることができるようになりました。
髪の本質に近づいたわけです。
それだけでも、1年後2年後10年後のあなたは、周りにいる同世代と大きな差をつけているはずです。
これからが楽しみですね。