こんにちは、味田です。
先日のお客様とのお話で
「こめ油ってしってる??」
ときかれました。
私は知らなかったので、『えっ米から油がとれるの?』と思いましたが、どうやら、今スーパーではこの『こめ油』が売り切れ状態らしいんです。
スーパーからこめ油が品切れになったのは、テレビで
”こめ油は健康にいい”
というのが紹介されたからだそうです。
ココナッツオイル、エゴマ、亜麻仁油、こめ油・・・オイルブームですね〜。
そこで「こめ油」とはなんだろうと思い調べてみました。
米は日本人にはとっても身近な食べ物なので、ちょっと気になりますよね。
こめ油の原料は”玄米を精米する時にできる米ぬか”です。
この米ぬかには、20%程度の油分が含まれていてとっても貴重な油なんですね。
植物油には、こめ油のほかに菜種油、大豆油、ゴマ油、ひまわり油などたくさん種類があります。この中で国産原料だけで製造されるのはこめ油だけなんだそうです。
こめ油の効果としてテレビでは
『動脈硬化を予防する効果がある』
と紹介されたそうです。
そのほかにも『美肌、美容』にも効果があるそうです。
肌のシミを抑えたり、シワを防ぐには、抗酸化物質の摂取が有効です。その中でも抗酸化作用が強い物質は『ビタミンE』と言われています。
このビタミンEにも種類があり、こめ油に含まれるビタミンEは通常の40〜50倍も抗酸化力が強い「トコトリエノール」という特別なビタミンEだそうです。
それだけアンチエイジング効果も高いということですね。
このトコトリエノールは、悪玉コレステロールの数を減らす働きがあるので、コレステロールの低下作用や動脈硬化の予防効果があるというわけです。
1日の摂取量はスプーン1杯(15g)ほどです。
こめ油は高温に強く、劣化しにくい性質があるのでとても取り入れやすいですね。
調べていて中で
『こめ油 危険』
というのもでてきました。
個人的にはこれが一番気になりました。
調べてみるとこめ油そのものは危険なものではないのですが、製造過程でこめ油を抽出する際に『ノルマルヘキサン』という劇薬を使用しているものもあるそうです。
話題のこめ油にも選び方を間違えるとせっかくの良いものがそうでないものになってしまうということですね。
ではなにを選べば良いかというと、油の製造過程で『圧搾一番搾り』と表記してあるものをえらべば大丈夫だそうです。
こめ油のほかにもサラダ油も『ヘキサン抽出』といって石油系物質のヘキサンを使い、油を抽出しています。大豆などのあぶらが少ないものからの抽出は、このヘキサン抽出しかないそうで、石油系物質やその他のものを取り除くために火入れをするので、はじめから酸化した油だということもある。と言うことです。
すなわち、抗酸化作用がありアンチエイジングにもなると思って摂取していたものが、実はすでに酸化したもので、体を老化させているということになってしまいます。
全てを排除したりするのは難しい世の中ですね。
たくさんのものやたくさんの情報で溢れていますから。
人生は選択の連続だと思います。
1つの商品にも各メーカーによってたくさんの種類が製造されて、油を買いに行ったら種類がたくさんあってなにを買えばいいのかわからない。
これとこれの違いは?
なんてことはしょっちゅうありますし。
その中で自分がなにを選択するかだと思うんです。
◯◯にはこうゆう効果や効能があって、その中でもデメリットになる部分が隠れているかもしれませんね。
敏感になりすぎることはないですが、正しい情報を知っておくというのはとても大切だなと思います。
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