こんにちはRYUKOの味田です。
寒さもやわらいで、暖かい日が多くなりましたね。
暑い日は喉が渇いて冷たい飲み物が飲みたくなります。
コンビニ、自販機どこでも買えるし、
新商品が並ぶと気になるジュースもたくさんありますね。
私の幼少期は、
両親に炭酸飲料やジュースは飲まないように育てられ、
家にジュースがあったのは、
お誕生日会やクリスマス会に
お友達が来るときくらいだった気がします。
何がいけないのかと、
夏休みの自由研究で
『ジュース一本に含まれる砂糖の量はどれくらいか』
を角砂糖に置き換えていくつ分入っているかを調べたこともあります。
もちろん今でも実家に帰って冷蔵庫を見るとジュースははいっていません。
そうはいっても、無性に飲みたくなることもあるし、
美味しいことも分かっているので、
コンビニで買ったりスターバックスで
甘いフラペチーノを飲んだりももちろんします。
美味しいものが世の中にはあふれていますからね。
ついつい飲んでしまうんです。
最近こんなニュースを目にしました。
イギリスで『砂糖税』というのが
2018年から導入されることが決定したそうです。
これは砂糖を加えたソフトドリンクのメーカー
および輸入者に課税されるというものらしいです。
高すぎる肥満率対策のもので、
砂糖の取りすぎによる肥満によって生活習慣病などを併発し、
それを公的保険でカバーしているため、
砂糖をふくむ飲料に課税するのは当然である。
というものだそうです。
課税により、
砂糖をふくむ飲料の消費が減り国民の健康につながり、
さらに得られた税収を切迫した医療費につかう
というものだそうです。
世界にはすでに『ソーダ税』として導入している国もあるそうで、
メキシコでは炭酸飲料1Lに対して日本円にして約8円の税を課しているそうです。
メキシコ人の飲む炭酸飲料は1年になんと163L。世界最大の消費国で、
肥満率も世界1位。1年に163リットルってすごいですよね。
そもそも砂糖は『白い悪魔』や『人類最古の麻薬』
といわれるまで依存性が高いと言われています。
ただ肥満になるというだけではなく、
生活習慣病の発症のリスクをたかめたり、
精神面にも悪影響をあたえるといわれているんです。
液体になっているとどれくらい砂糖が入っているかはわかりにくいですし、
グラムでみても実感しにくいですよね。
でも角砂糖の個数であらわすとびっくりしますよ。(角砂糖1個4g)
ファンタグレープ (500mlペットボトル)・・・角砂糖16個分
カルピスウォーター (500mlペットボトル)・・・角砂糖18個分
だそうです。
しかし、実際にはペットボトルに砂糖が何gはいっているかが
ダイレクトに記載されていることはありませんね。
じゃあなにをみればいいのかというと、
『栄養成分表示』を見てみてください。
エネルギー量の他に、たんぱく質、脂質などがかいてあり、
その中の『炭水化物』の量に注目してみましょう。
この炭水化物の量でおおよその糖分の量がわかります。
飲料に含まれている炭水化物には、
「糖質」と「食物繊維」の2つがふくまれています。
飲料には食物繊維はほとんど含まれていないので、
この炭水化物の量が糖分の量と考えてOKです。
100mlあたり炭水化物が13.0gなので、
13.0 × 500ml の計算になるので、
ジュース一本に65g(角砂糖16個分)が
はいっているということになりますね。
正確ではないですが、
これでおおよその糖分の量がわかります。
世界保健機構は
一日あたりの糖分の摂取量は小さじ6程度(18g)
というガイドラインを公開しています。
ジュース1本で、
1日の摂取量の何倍もいってしまいますよね。
わたしがたまに飲むスターバックスの
フラペチーノもカロリーもすごいですが、
糖分もすごいはずと思うと、ちょっと控えようと思いました。
では、
砂糖の代替甘味料の人工甘味料ならいいのか??
カロリーゼロならいいのか??
という話になりますが、
これも長くなりそうなのでまたの機会に。
もうすぐ暑い夏がきます。
冷たいジュースをガブガブと
飲みたくなることもあると思います。
ジュースは絶対のんではいけないというわけではないですが、
何気なく飲んでいるジュースには
とんでもない量の砂糖が含まれていて、
体だけでなく精神面にも
影響するというのを頭の片隅においておきましょう。
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